【プロも愛用】パスタ料理で使えるオススメ調理器具24選

この記事では「プロのシェフや料理研究家が愛用する」パスタなどの料理に使えるオススメの調理器具について、筆者のライザーが紹介していきます。

ちなみに、紹介する調理器具については「料理をしたことが無い初心者の方が最初に揃えるべき調理器具」といった感じです。

そのため、生パスタが作れるようなパスタマシーンや、ペーストを自作するための石臼といったガチのイタリア料理で使う調理器具は紹介していません。

あくまで、鍋や包丁などの基本的な道具から、ブレンダーやゴムベラなどの便利アイテムを厳選していくつか紹介していく感じです。

料理の時短や効率化を図るのに最適な調理器具ばかり揃えているので、

「美味しいパスタを作るために調理器具を新調したい」

「パスタをラクに作れる調理器具を探している」

といった方はぜひこの記事を最後まで見て、自分に合った調理器具を探してみてください。

Contents
  1. 【プロも愛用】パスタ料理で使えるオススメ調理器具(鍋・包丁)
  2. 【プロも愛用】パスタ料理で使えるオススメ調理器具(便利グッズ)
  3. 調理器具を揃えて美味しいパスタを作ろう!

【プロも愛用】パスタ料理で使えるオススメ調理器具(鍋・包丁)

プロの方はもちろんのこと、中には実際に私も使っている製品もあり、その調理器具の素晴らしさを身をもって体験しています。

パスタ料理を始めとした様々な料理に役立つ調理器具を紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

【ストレスなくパスタが茹でられる】宮崎製作所 ジオ パスタポッド

「パスタめっちゃ茹でる」って方は絶対に持っておきたいパスタポッド。

よくあるパンチ穴の空いたパスタポッドとは異なり、ザル状の細かい網目状になっているため、パスタが穴に引っかからないのが大きなメリット。

1.2mmのカッペリーニやそうめんを茹でてもメッシュ穴に詰まりません

保温性も高く、パスタの場合だと沸騰させた状態でパスタを投入、再沸騰したら蓋をして火を止めても予熱でパスタが美味しく茹で上がります

もちろん、普通の鍋としても優秀で、カレーやおでん、ミネストローネなど様々な煮込み料理を調理可能です。

ただ、鍋のサイズが21cm容量6.8Lとかなり大きめで、場合によっては収納場所に困るかもしれません。

使用している方:COCOCOROチャンネルファビオ飯 /イタリア料理人の世界

【やっぱりテフロンパンが無難】北陸アルミ フライパン

ちょっと高めで品質の高いテフロンパン▼

北陸アルミニウム(Hokuriku Alumi)
¥8,216 (2024/04/27 05:43時点 | Amazon調べ)

※IH対応のフライパンもあるので、Amazonで探してみてください

プロの料理人はほとんどの場合アルミ製か鉄製のフライパンを使っています。

特に、パスタ料理だとアルミパンを使っているプロの方がほとんど。

とはいえ、個人的にはアルミパンはあまりオススメできません。

確かにアルミパンは「軽くて手入れも簡単で、熱伝導率が高く、素材に対して均等に熱が入り焦げにくい」という大きなメリットがあります。

ただ「アルミパンは肉や魚が引っ付きやすくなる」という大きなデメリットも抱えていて結構使いづらいです。

実際に使ってみると分かるのですが、家庭だとパスタでソースを作る時くらいしかアルミパンの出番がありません。

鉄製のフライパンも重くて手入れも大変なため、普段遣いにはちょっと面倒ですから。

以上のことを考慮すると、やはり何にでも使えるフッ素加工がされたテフロンパンが選択肢としては1番無難だと思っています。

その中でも『北陸アルミニウム』製のフライパンはフッ素加工のレベルも高く、丁寧に扱えば長持ちするのでオススメです。

使用している方:COCOCOROチャンネルツナボーイ

【1~2人暮らしに最適】フレーバーストーン ダイヤモンドエディション

浅いフライパンと深いフライパンのセットで、深いフライパンはカレーやグラタン、鍋料理にも使えます。

オーブンにも対応していて、例えば「フライパンで具材を焼いた後にオーブンでチーズを焦がす」という時にめっちゃ便利。

しかもデザインが秀逸で、四角い形状で取っ手も外せることから、フライパンを皿変わり使っても違和感がありません。

1人暮らしならこのフライパン1セットあれば十分!

【レンジでパスタが美味しく茹でられる】エビス 絶品レンジでパスタ

他社製のレンチンパスタ調理器だと、説明書通りに茹でても生茹で感が残ったり、芯が残ったりして美味しく仕上がりません。

そのため、ほとんどの場合は電子レンジよりも鍋たっぷりのお湯でパスタを茹でた方が美味しいです。

ですが『エビス 絶品レンジでパスタ』の場合は、熱湯から茹でるので芯が残らず、特殊な構造によりパスタの茹で汁(でんぷん質)が麺を纏ってモチモチに仕上がります。

それこそ「お店の味に仕上がる」といっても過言ではありません。

詳しくは下記記事で紹介しているので、レンジでパスタを茹でるのに興味のある方は、ぜひ参考にしてみてください。

【パスタソース作りに最適】遠藤商事 TKG フライパン

IH対応▼

※Amazonで自分の好みに合ったサイズを選べます

アルミ製のフライパンは熱伝導率が良いため、火入れの調整がしやすくパスタソースを作るのに最適です。

先ほどアルミパンは用途が限定されると言いましたが「パスタをよく食べる」って方であれば、買っておいて損はないかと。

アルミパンの特徴について詳しく知りたい方は、下の動画を参考にしてみてください。

使用している方:リストランテ イ・ルンガ/堀江 純一郎

【プロが愛用する包丁】三星刃物 和、高村刃物ほか

プロが愛用している包丁は値段もまぁまぁ高めで、正直どれがオススメとかっていうのは私も分かりません。

なので、ここで挙げた包丁だけでなく、自分の好みに合った包丁を探してみてください。

一応参考までに、食材にもよりますが、イタリア料理であればそこまで長い包丁は必要ありません。

また、一人暮らしの場合もキッチンのスペースが狭いと思うので、長い包丁だと大きすぎて使い勝手が悪いので不要。

なので、イタリア料理でよく使われるニンニクや玉ねぎ、トマト程度の小さい野菜であれば120mmくらいのペティナイフでも十分です。

逆に、ペティナイフは小さすぎるので、大きめな食材を切るのには適していません。

そのため、個人的には“敢えて1本選ぶ”とするなら160~180mm程度の包丁が取り回しやすくて1番無難だと思っています。

このサイズの包丁であれば、基本的にどのような食材もストレス無く切れますから。

ただ、較的大きめなキャベツやカボチャクラスの食材も切るのであれば、210~240mm程度の牛刀もオススメです。

ちなみに、私の場合は現在「160mmの三徳包丁」「240mmの牛刀」を持っていますが、ほとんどの場合160mmの三徳包丁しか使っていません。

【無難なペティナイフ】貝印 KAI ペティナイフ 関孫六

「最初からプロも使う高い包丁はハードルが高い」という方にオススメの包丁。

最低限ちゃんと使える包丁で、スレンテス製でサビにも強く、手入れも簡単で食洗機にも対応。

120mmの包丁はちょっと短いと感じるかもしれませんが、パスタ料理でよく使われるニンニク、トマト、玉ねぎを切るのは丁度良いサイズです。

キャンプでたまに使う場合や、料理初心者という方は取り敢えずコレで良いと思います。

余談ですが、安い包丁と高い包丁の違いは色々あるのですが、やはり切れ味の持続時間が1番大きいです。

研いだ後の切れ味にそこまで差は無いのですが、安い包丁だとちょっと使うだけですぐ切れ味が落ちるとのこと。

そのため、大量の食材を調理する際に切れ味が悪くなると困るので、プロの料理人は高い包丁を使うらしいです。

まぁ家庭で使う分には安い包丁でも良いと思います。

【お皿としても使える】アイメディア まな板 食洗機対応 丸いまな板

まな板が丸く、良い意味でまな板感が無いので、生ハムをそのまま乗せたり、野菜を切ってそのまま盛り付けるだけでも様になります。

【木粉を配合したまな板で衛生的】RUBBER Rubber premium

ゴム製なのでゴム用まな板削りが使えます。長持ちさせるためには必須▼

RUBBER Rubber premium』は木材の感触とゴムの扱いやすさ両立させたまな板。

木製のまな板は切り心地が良く、包丁が傷みにくい反面、雑菌などの繁殖や傷の付きやすさがデメリット。

対して、普通の合成ゴムやプラスチック製のまな板は衛生面で優れているものの、一部は切り心地がイマイチで軽くてズレやすい製品もあります。

で、それら2つのまな板の特徴をいいとこ取りしたのが、この木粉を配合した合成ゴムまな板というわけです。

「値段が高い」というデメリット以外は無いので、新しくまな板を買う場合で、金銭的に余裕のある方は、絶対に木粉を配合した合成ゴムまな板を買った方が良いです。

【小さいサイズの木粉入りまな板】COCOCORO まな板

木粉入りの合成ゴムまな板で「小さいサイズのまな板が欲しい」という方はこっちがオススメ。

【プロも愛用】パスタ料理で使えるオススメ調理器具(便利グッズ)

ここからは、プロも愛用するパスタ料理で使える調理器具の中でも、使うと時短や節約に繋がる便利グッズを紹介していきます。

【一家に1台】ブラウン ハンドブレンダー マルチクイック5

持ち手が金属でより高性能な製品(出力400W)▼

『ブラウン マルチクイック 5』はハンドブレンダーやミキサー、フードプロセッサーなど様々な場面で役立つ機械。

玉ねぎを細かくみじん切りにしたり、ジェノベーゼペーストを作ったり、乳化させたペペロンチーノを作ったり・・・

出力350Wとにんじんのみじん切りや、大根のすりおろしが十分できる程度のパワーがあるので、家庭用のハンドブレンダーとしては申し分ない性能。

手入れ自体も構造がシンプルなので、普通のスポンジを使えばキレイに洗えますし、一部部品は食洗機にも対応しています。

参考までに、5,000円以下の家庭用ミキサーの出力が250Wくらいです。

とにかく何でもできるので、一家に1台は絶対に欲しいですね。

使用している方:小倉知巳のイタリアンプロ養成講座

【ソースを余すことなく取れる】山崎実業 シリコーン スパチュラ ブラック

ゴムベラはソースを余すことなくキレイに取れるために絶対必要です。

正直、耐熱のゴムベラであれば何でも良いと思いますが、山崎実業のゴムベラは「直に置いてもヘラが付かない」「一体形成で洗うのがラク」といった感じでかなり高性能。

100均でもゴムベラが購入できることを考えると少々割高に感じるかもしれませんが、使い勝手が良いので個人的にはかなりオススメです。

【混ぜたりすくったりできる万能器具】山崎実業 シリコーン 調理スプーン

割り箸や菜箸だけだとちゃんと混ざらないので、何かしら大きめのヘラは持っておいたほうが良いです。

もちろん、普通の木べらでも全く問題ありませんが、どうせ買うなら多機能のシリコンスプーンなんかはいかがでしょうか。

木べらのように混ぜるだけでなく、すくったり盛り付けたり、大さじ小さじが量れるなど、様々な調理をこれ1本でできるのが超便利。

しかも直置きできる。

スプーンの内側に大さじ小さじのメモリが印字されています

シリコン製なのでフッ素加工されたフライパンを傷つけることもなく、非常に使い勝手が良いのでオススメです。

【チーズやレモンの皮を削れる】OROSSO おろし器 おろし金 チーズグレーター

プロの料理人が監修したおろし金(グレーター)です。

おろしニンニクとかパルミジャーノやグラナパダーノなどのハードタイプのチーズを削る際に役立ちます。

また、普通のおろし金とは異なり、目詰まりが全くないのもポイント。

特に、ニンニクは普通のおろし金で削ると目詰まりが酷くて洗い物が手間になってしまったり、キレイに取れなくて勿体なかったりしますから。

ですが、このグレーターであれば、そういったストレスが一切ないので、非常に扱いやすいです。

ちなみに、私はチーズとニンニク、柑橘類の皮でしか使ったことがありませんが、今のところ良い感じに削れています。

チーズはこんな感じでふわふわにすりおろせるので最高です。

まだ持ってないという方は、必ず1つ持っておいたほうが良いでしょう。

使用している方:Aosトラットリア

【パスタの盛り付けに最適】アネックス ピンセット ステンレス製

アネックスのピンセットは工具ではあるものの、料理でも問題なく使えます。

まず、イタリアではピンセットとレードル(おたま)を使って、パスタを円柱状に盛り付けますから「イタリアンを極めたい」って方は持っておいて損はないかと。

パスタを美しく盛れる200ccレードル▼

また、このピンセットは一般的なキッチン用ピンセットとは異なり、先がかなり細くなっているため、細かい作業をするのにも最適。

そのため、バジルの葉や生ハムなど、具材の微調整など“映え”を意識して美しく盛り付けたい人にもピンセットはかなりオススメ。

余談ですが、コース料理でよく使用されるのは130ccレードルらしいです。

使用している方:ファビオ飯 /イタリア料理人の世界

【ストッパーが落ちてこない】OXO(オクソー) シリコン スプーン トング

トングは地味に選ぶのが難しく、材質はオールステンレスなのか、先端のみシリコンなのか。

形も様々で、掴む無部分の広さや隙間の有無、長いのか短いのか、一体形成なのか。

プロのシェフも様々なトングを使っていますが、結局のところ何も付いていないシンプルなトングを使っている方が多かったです。

シンプルなトング▼

遠藤商事(Endo Shoji)
¥200 (2024/04/19 21:24時点 | Amazon調べ)

開きっぱなしなので収納に困るかもしれませんが、シンプルなトングは安くて使い勝手も良いのでオススメではあります。

とはいえ、家庭で使う場合は開きっぱなしだと置き場所に困りますし、先端がステンレスだとテフロン加工が傷ついてしまう可能性も。

そう考えると、OXO(オクソー)の シリコントング(ナイロンタイプもアリ)が個人的には1番オススメ。

特に、ストッパーがロック機能式なので、一般的なストッパー付きのトングと違って「上のストッパーが下がってくる」という心配がありません。

ストッパーが下がってきてストレスが溜まるトング▼

しかも『OXO シリコン スプーン トング』は掴む部分の幅が広く、先端が耐熱に優れたシリコン製なので、パスタをしっかりと掴んでくれます。

値段は多少張りますが、非常に優秀なトングなので買っておいて損はないでしょう。

使用している方:Chef Ropia料理人の世界

【トングと菜箸が1つに】山崎実業 シリコーン 菜箸 トング

菜箸と書いてありますが、細身のトングのように扱います。

「いつも菜箸を片方なくしてしまう」という方に特にオススメ。

パスタを掴んだり食材をひっくり返したり、結構万能な調理器具です。

ただ、完全にトングと同じ役割を持っているわけではなく「比較的重量のある食材だとトングがしなって上手く持ち上げられない」というデメリットもあるので注意してください。

使用している方:Chef Ropia料理人の世界

【自作オイルを入れるのに最適】iwaki(イワキ) 耐熱ガラス 調味料入れ

※120mlや160mlなど様々な容量があります。

ガラス容器のオイル差しです。

ガラス容器なのでオイルによる変色はなく、液垂れも全くないのでかなりオススメ!

ちなみに、私の場合は自作の唐辛子オイルはこれに入れて使っています。

特に、唐辛子(鷹の爪)は品種や季節によって辛さや風味が様々で、レシピ通り「唐辛子1本」入れたとしても辛すぎたり物足りなかったりしますから。

後、唐辛子は火を入れすぎると黒く変色して焦げた香りもつくので、初心者の方だと調理が難しいと感じるかもしれません。

ですが、この容器に自作した唐辛子オイルを入れて使えば、完璧に自分好みの辛さに調節可能です。

「唐辛子で料理の辛さを上手く調節できない」という方は、ぜひ唐辛子オイルを自作して、この容器に入れて使ってみてください。

唐辛子オイルの作り方は下記記事で紹介しています。

【一家に5枚】ナガオ AG 18-0ステンレス パイ皿

切った食材を置いとくのに使えます。

フリッタータ(イタリアのオムレツ)をひっくり返すのにも役立つ。

使用している方:小倉知巳のイタリアンプロ養成講座

【あると便利】リトルウッド バスケット 共柄スープこし

リトルウッド(Littlewood)
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スープやソースを滑らかに仕上げるための裏ごし作業に使用する調理器具。

いわゆる“シノワ”というヤツで、私の場合はビシソワーズなどのスープを作るのに使用しています。

円錐状になっているので使いやすいです。

パスタの湯切りにも使えます。

【ちゃんと測ろう】タニタ クッキングスケール

「全部目分量でやる」って方には不要かもしれませんが、料理を作るうえで計量器(キッチンスケール)は持っておいた方が良いですね。

0.1g単位で図れるキッチンスケールもありますが、お菓子作りとかしない限りは1g単位のやつでも全く問題ありません。

ただ、容器と合わせて1kg以上図るシーンは結構多いので、1人暮らしの方でも最低2kg以上図れるキッチンスケールを選ぶようにしてください。

【大さじ小さじを測ろう】ナガオ 燕三条 極厚ダブル計量スプーン

大さじ小さじもちゃんと測った方が料理を美味しく作れます。

【瓶入りソースが最後まで使える】タイガークラウン スプーン

瓶入りのジェノベーゼソースやジャムを最後まで使い切るのにめっちゃ使えます。

【分解できてキレイに洗える】ティファール キッチンバサミ

小ネギを切ったり、鷹の爪を切ったり、パスタの袋を開けたり、何かと便利なキッチンバサミ。

しかもティファールのキッチンバサミは分解できるので、隅々までキレイに洗えて衛生的。

めっちゃオススメです。

調理器具を揃えて美味しいパスタを作ろう!

ということで、パスタ料理で使えるオススメ調理器具については以上になります。

どれもパスタ料理を始めとした様々な料理に役立つ調理器具ばかりです。

やっぱりちゃんとした道具を揃えれば、料理の時短や美味しさの向上に繋がりますし、そこから料理が楽しくなっていくこともよくあります。

全部揃えるのは難しいかもしれませんが、少しずつでも良いので、自分に合った調理器具を探してみてください。