ペペロンチーノは、イタリア料理の中でももっともシンプルで、日本でも定番の人気パスタです。
ただ、本格的なレシピを再現しようとすると、イタリアンパセリやペペロンチーノ・ピッコロ、風味の良いオリーブオイルなど、意外と常備している食材が少なくてハードルを感じることもあるかと思います。
っていうかそもそも「レシピ通り自分で作ってもイマイチ味気なくなってしまう」という方も多いでしょう。
そこでこの記事では、できるだけ家に在る食材で手に入りやすく、そして美味しいペペロンチーノを作るための代用品レシピをまとめました。
身近な食材だけでしっかり旨味を出すコツも紹介するので、満足度の高い一皿を作りたい方にピッタリの内容になっています。
なぜ本格ペペロンチーノはハードルが高いのか?
ペペロンチーノの正式名称は、アーリオ・オーリオ・エ・ペペロンチーノです。
その名の通り、主に「にんにく」「オリーブオイルオイル」「唐辛子」、それにプラスして「イタリアンパセリ(プレッツェーモロ)」が入ります。
で、これら食材の価格は以下の通りです。
極力、本場の味に近くなるよう食材を選んでみました。
| 本格ペペロンチーノの材料価格 | |
|---|---|
| 食材名 | 価格 |
| パスタ(バリラ 1.6mm) | 320円(64円) |
| にんにく(国産) | 160円(26円) |
| オリーブオイル(BOSCO 456g) | 1,000円(59円) |
| ペペロンチーノ・ピッコロ(25g) | 985円(不明:10円くらい?) |
| イタリアンパセリ(1パック 15g) | 268円(130円) |
| 合計 | 2,683円(1食100gあたり289円くらい) |
※価格はその日に見たスーパーやネットの値段を参考にしています
1食分の値段としてはやや高めだが、コンビニと比較すればかなり良心的。
とはいえ、オリーブオイルとイタリアンパセリは値段の割に量が少ないので、もう少し切り詰めたいところ。
しかもイタリアンパセリは入手性も悪く、値段もビックリするほど高いです。
代用品で作るペペロンチーノの基本方針
ペペロンチーノはシンプルな構成なので、素材1つ1つのクオリティがとても重要です。
あまり食材のクオリティを削りすぎると味が落ちるので気をつけてください。
まず、「パスタ」「にんにく」「唐辛子」は代用ができません。
ですが、産地にこだわらなければ、ある程度値段を切り詰めることができます。
特にパスタは業務スーパーなどで500gあたり140円程度で購入可能で、味もそこまで落ちませんから。
唐辛子もペペロンチーノ・ピッコリにこだわらず、普通にカットの鷹の爪とかでも大丈夫です。
にんにくは、可能であれば国産が美味しくてオススメなのですが、スペイン産や中国産も選択肢としてはアリだと思います。
ただし、チューブニンニクやおろしにんにくは風味が落ちるのでオススメしません。
オリーブオイルも何でも良いわけではなく、基本的にはエクストラヴァージンオリーブオイルを使ってください。
色々試してみましたが、サラダ油も米油も油の粘度?や風味が微妙でした。
主要食材の代用品リスト
ここからは、味は担保しつつオススメの代用食材をいくつか紹介します。
エクストラヴァージンオリーブオイルの代用品

ピュアオリーブオイル:香りは無いが、代用品としては最も最適。
オリーブポマスオイル:ピュアオリーブオイルとほとんど変わらない。
混ぜもの系オイル:オリーブオイルとかなたね油とか混ざっているやつ。普通に使える。
グレープシードオイル:ピュアオリーブオイルに近いが、少し独特な香りがある(好みが分かれそう)。
とりあえず、個人的に試した中だとこれらオイルなら問題なく代用できます。
ただし、仕上げのオイルは必ず「香り高いエクストラヴァージンオリーブオイル」を使用すること。
これだけは必ず守ってください。
そうでないと香りの無い貧弱なペペロンチーノになってしまいます。
サラダ油やごま油も試しましたが、イマイチ美味しくはならなかったです。
特にごま油は香りの主張が強すぎるので、全く別の料理になってしまいました。
ちなみに、混ぜものオイル系っていうのはこういうヤツ。

たまにオリーブオイルだと勘違いして購入してしまう人もいますが、これも“加熱用オイル”として十分使えます。
イタリアンパセリの代用品

和パセリ:若干苦いが、しっかり過熱すれば結構美味しい。イタリアンパセリよりも香り高い。
大葉(シソ):ちょっと和風寄りになるが、代用品としては最適。香りがよく普通に美味しい。
バジル:イタリア料理でも使われるが、ペペロンチーノに使うと完全に別の料理になってしまう。味は普通に美味しい。
乾燥パセリは彩りとして取り入れるなら問題ないのですが、風味がほとんど無いので気をつけましょう。
青のりは磯感が強すぎて完全に別料理になってしまい、ペペロンチーノ感もかなり薄まるのでオススメしません。
個人的に和パセリが代用品としては1番最適だと思います。
和パセリは風味が強い分、にんにくやオリーブオイルが香り高く力強くないとパセリに負けるので注意してください。
ペペロンチーノ・ピッコロの 代用品

鷹の爪:風味もほとんど変わらない最適の代用品。
一味唐辛子:乾燥させた唐辛子の実をすりつぶして粉末にした調味料なので、普通に代用品として最適。
七味は和風感が強いので個人的にはあまりオススメしませんが、それなりに美味しく食べられると思います。
タバスコは酸味があるのでイタリアのペペロンチーノというより、日本食のペペロンチーノになってしまうのでオススメしません。
代用品で作るペペロンチーノのレシピ
ぶっちゃけ普通のペペロンチーノと作り方は変わりません。
今回は、大葉のペペロンチーノの作り方を紹介します。
・パスタ(100g)、塩分濃度1.5%のお湯で茹でる
・仕上げのエクストラヴァージンオリーブオイル(適量)
・オリーブポマスオイル(30ml)
・ニンニク(1片)
・唐辛子オイル(適量)、ホールなら1本
・大葉(4枚くらい)
・パルミジャーノレッジャーノ(適量)
唐辛子オイルは自家製です。
作り方は下記記事で紹介しているので、良かったら参考にしてください。

オリーブポマスオイルは、バージンオイルを搾った後の残りカスに残留している油分を、有機溶剤を使って抽出したオイルです。
オリーブポマスオイルについては、下記記事で詳しく紹介しています。

食材の価格は以下の通りです。
| 格安ペペロンチーノの材料価格 | |
|---|---|
| 食材名 | 価格 |
| パスタ(バリラ 1.6mm) | 140円(28円) |
| にんにく(スペイン産) | 110円(20円) |
| オリーブポマスオイル(916g) | 540円(16円) |
| 唐辛子オイル | 不明(1本7円くらいかな?) |
| 大葉(1パック 10枚) | 100円(50円) |
| 合計 | 897円(1食100gあたり120円くらい) |
本格ペペロンチーノを作るよりも断然安いです。
もちろん、本格ペペロンチーノとは味が異なりますが、上記食材でも十分美味しく作れると思います。
ニンニク、大葉を細かくみじん切りにする。
とはいうものの、ニンニクも大葉も好みのカットで問題ありません。
特に、ニンニクの香りが強いのがニガテなら、潰してそのまま入れるのでもOKです!
ホールの唐辛子は、飾り付けようならそのまま、一緒に食べるなら小口切りにしましょう。
唐辛子が切りづらかったら、キッチンバサミを使うのがオススメです。

パスタは塩分濃度1.5%のお湯で、表記マイナス1分で茹でます。
ただ、パスタメーカーによって茹でムラがあるので、基本的には「自分好みよりちょっと硬め」に茹でるのがベスト!

冷めたフライパンにオリーブポマスオイルとニンニクを入れ、ほんのり色が付くまで過熱する。
お好みのタイミングで唐辛子を入れて辛さを調節しましょう。
入れるタイミングが早ければ早いほど辛くなります。

ニンニクにある程度火が通ったら、大葉を入れて火を通しましょう。
大葉は火を通すことで、大葉特有のザラザラした食感が取れて、香りも柔らかくなるので食べやすくなります。

麺が茹で上がったらソースと絡めて、仕上げにオリーブオイルをかけたら完成です。
乳化させたい方は、オリーブオイルと同量の茹で汁で乳化させてください。
私の場合、今回は乳化させずに作りましたが、それでも十分美味しいです。

味変でパルミジャーノ・レッジャーノを振りかけると、より美味しくなります。

ペペロンチーノにチーズは邪道と言われますが、少なくとも本場イタリアでは10年以上前から家庭料理やレストランの賄い料理として普通に作られていました。
ペペロンチーノにオススメの食材

普通のペペロンチーノだとちょっと味気ないですし、栄養素的にも微妙だと思うので、プラスしたい食材をいくつかピックアップして紹介します。
ベーコン:肉系で1番入手性が高く、保存も効くのでオススメ。
ツナ缶:魚系で1番入手性が高く、保存も効くのでオススメ。
キャベツ:ペペロンチーノに合わせる代表的な野菜。1年中手に入る。
ほかブロッコリー、ほうれん草、なす、きのこ系など、基本的にどの野菜も相性が良いです。
オリーブの実:ビンで売っているヤツは、保存も効くし、よりイタリアっぽさも感じられる。
ケッパー:同上。
ペペロンチーノは基本的に何を入れても美味しいです。
取り敢えず、安定して美味しいのはベーコン+ほうれん草やブロッコリー、キャベツなどの野菜がオススメです。
ただし、キャベツやブロッコリーなどの野菜を素のペペロンチーノに入れると、全体的に味がボヤけるのでアンチョビを入れて旨味を補強したいです。
最悪、味の素やハイミーでも構いません。
ツナ缶はケッパーとの相性が良く、本場イタリアにも『Pasta con tonno e capperi』という料理があります。

後、きのこを入れるなら、やはり醤油やバターを入れて和風よりにするのが好きかな?
ただ、バターやツナ缶などは油脂分が入っているので、調理する時はオリーブオイルの量を減らして油分を調節するよう気をつけてください。
代用品でも十分美味しいペペロンチーノは作れる

ということで、代用品でペペロンチーノを美味しく作る方法は以上です。
私は今まで色々な食材でペペロンチーノを作りましたが、安い食材や日本の食材だけでも十分美味しく作れました。
特に今回紹介した「大葉」と「オリーブポマスオイル」を使ったペペロンチーノのレシピは、材料費がグッと安く、そしてかなり美味しくなるのでぜひ試してもらいたいです。

