私は少し前に、このような動画を見ました。
ですが、この動画を最後まで見ても、パスタを家で作ると微妙になる理由が何なのか、最後まで見ても分かりませんでした。
コメント欄でも、同じ疑問を抱いている方が見受けられます。
さらに「そもそも普通に茹でれば失敗しない」という意見も多く寄せられていました。
では、その“普通に茹でる”とは一体どういうことなのでしょうか?
そこでこの記事では、私なりにポイントを整理しながら、「パスタがまずくなる原因」と「解決策」を分かりやすく解説していきます。
参考になれば嬉しいです。
パスタを茹でる時にまずくなる理由と解決策
動画内で言及されていた原因は以下の通りです。
・表記1分前にパスタをザルに上げる
・パスタを表記通りに茹でる
しかし、以上の2つは「原因はそこじゃない!」って完全に否定されています。
「じゃあどこなんだよッ!!」って話なんですけど、動画を最後まで見てもよく分からなかったです。
っていうか一切言及されていません。
なので、個人的に「パスタを茹でる時にまずくなる理由」を勝手にピックアップしてみました。
・茹でる時のお湯の量が少ない
・お湯の温度が高い、もしくは低すぎる
・パスタを茹でる時に塩を入れない
・パスタの特徴を理解していない
・パスタとソースを合わせる時にフライパンで煮込みすぎ
ただし、上記理由はあくまで一例ですし、一概にまずくなるわけではありません。
茹でる時のお湯の量が少ない

パスタを茹でる時のお湯の量が少ないと麺同士がくっついてしまい、均一に茹で上がらない時があります。
最低でもパスタ100gに対して1Lのお湯で茹でるようにしましょう。
お湯の温度が高い、もしくは低すぎる

パスタを茹でる時の温度は基本的に95℃前後が良いと考えています。
理由としては、100℃近く強火でボコボコと沸騰させてしまうと、パスタの表面がザラザラになってしまうので、なるべく”ポコポコ”状態をキープするのがベスト。

お湯の温度が高すぎるというより、強火でボコボコ沸かしすぎないように気をつける、という方が正しい
これは「一般社団法人 日本パスタ協会」でも推奨されている茹で方です。
逆に、温度が90℃を下回るくらい低い温度だと、ネチョネチョした食感(十分に茹でられていないような感覚)になります。
ちなみに、パスタを投入すると温度が一気に下がるので、お湯をボコボコと沸騰させた状態でパスタを入れ、後から火加減を調整するのがオススメです。
とはいえ、日本パスタ協会の茹で方が絶対的というわけではなく、それこそ冒頭で紹介した茹で方でも全く問題ありません。
要は「美味しく茹でられたら何でもOK!」ということなんです。
パスタを茹でる時に塩を入れない


パスタ自体に味を付けるために「パスタ湯に対して1%以上の塩を入れる」というのがセオリー。
どのレシピを見ても基本的には、しっかりと塩を入れてパスタを茹でています。
ただし、「パスタを茹でる時に塩を入れるか入れないか?」というのは、ケース・バイ・ケースです。
パスタソース自体にしっかりと味が付いていれば、パスタを茹でる時に塩を入れる必要はありません。
実際、パスタチェーン店のカプリチョーザでは一切塩を入れずにパスタを茹でているとのこと。
その代わり、パスタソースを濃い味に作って帳尻を合わせています。
パスタの特徴を理解していない


パスタの種類によって茹で時間やソースとの相性が大きく変わるため、特徴を理解していないと仕上がりに差が出やすくなります。
例えば、パスタの製法には「テフロンダイス」と「ブロンズダイス」の2種類が存在するというのも認知度は高くなさそうです。
一応それぞれの特徴について軽く紹介すると次の通りとなっています。
テフロンダイス:テフロン加工の型を用いる製法で、麺の表面がツルツルしている。オイルソースや冷製ソースなど、比較的軽めでさっぱりとしたソースに最適。
代表的なテフロンダイスのパスタ▼
ブロンズダイス:青銅製の型を用いる製法で、麺の表面がざらざらしている。ボロネーゼやカルボナーラ、クリームソースなど、濃厚ソースに最適。
代表的なブロンズダイスのパスタ▼
その中でもブロンズダイスのパスタは小麦が溶け出しやすく、茹でムラも大きいです。
例えば、1.4~1.6mmのブロンズダイスのパスタだと、表記時間通りに茹でると柔らかすぎてコシの無い食感になってしまいます。
他にも1.7mmの“全粒粉パスタ”の場合は、表記マイナス1分に茹であげると、麺がボソボソすぎて食感が悪くなるとか普通にあります。
「原因はそこじゃない!」って動画内では言われていますけど、茹で時間の長さはパスタがまずくなる原因の1つと考えて良いでしょう。
適当にパスタを買うのではなく、しっかりとメーカーなどを調べてから買うと失敗しづらいかも?
パスタとソースを合わせる時間が長すぎる


パスタの茹で方とは関係ありませんが、麺とソースを合わせる際に長時間煮込んでしまうと、デンプン質が溶け出してベチャっとした食感になってしまいます。
この“フライパンでソースと合わせる時間”は、テフロンダイスかブロンズダイスか、そしてソースの種類によってまちまち。
テフロンダイスだとデンプン質が溶け出しにくいので、3分以上フライパンで煮込んでもソースにほとんど影響はありません。
それゆえに1つのフライパンの中でパスタを調理する“ワンパンパスタ”にも最適です。
しかし、ブロンズダイスのパスタだと30秒程度でもデンプン質がかなり溶け出します。
3分以上も煮込むとなるとベッタベタな食感になりすぎて正直言ってまずいです。
プロのレシピ通りに作るのが1番良い
私の結論としては「とにかくプロのレシピ通りに作れ!」の一言に尽きます。
クックパッドじゃダメですよ?
クラシルとか料理人のYouTubeとか料理本とか見て作りましょう!
プロのレシピは再現性が高く、家庭でも失敗しにくいように工程が最適化されています。
例えば、パスタの茹で方から食材の選び方、火の入れ方など「何故そうするべきか?」がしっかり解説されているので、時間があったら見てみましょう。
後、この記事では主にパスタの茹で方について言及してきましたが、茹で方にも結構色々な方法があります。
その中でも個人的に1番オススメなのは、奥田シェフの「ゆで論」の茹で方で作る調理法。
必ずブロンズダイスのパスタを選んで、この手法で料理をすると、今まで食べたことのない体感ができます。
詳しい茹で方は以下の記事を見てください。


また、ブロンズダイスとかテフロンダイスのパスタがよく分からないという方は、以下の記事に詳しく書いているので、良かったら参考にしてください。













