私の周りだけかもしれませんが、最近は意識して“旬”の野菜を食べている方が少ないです。
特に、1人暮らしの方だとスーパーで食材選びをする時間もないせいか、冷凍食品やコンビニ飯などで済ませがち。
たまに料理を作る方でも、食材を余らせてしまうリスクがあるため、いつも同じ食材で料理を作る傾向にあります。
そこで、個人的にオススメしたいのが、自宅に直接野菜を届けてくれる『野菜宅配』というサービスを利用したパスタ料理。
野菜宅配を使えば、わざわざスーパーに買い物に行く必要もないですし、食材によっては「24時間以内に取れた新鮮な旬の野菜が送られてくる」という大きなメリットも。
しかも、市場に出回っていない珍しい野菜も購入できる場合もあるため、食のマンネリ化も防げます。
そして、パスタ料理はカンタンに調理できて、野菜も大量に消費できる最強の調理方法。
慣れればお湯を沸かす時間を含めても30分以内に作り終わりますから、料理初心者で時間がない方でも挑戦しやすいです。
ということで、この記事では野菜宅配を使った旬の野菜で美味しいパスタ料理を作る方法を紹介していきます。
「旬の野菜を食べるメリット」
「野菜宅配とはどんなサービスなのか?」
「旬の野菜を使ったパスタ料理の一例(プロのシェフの動画を参考にしてます)」
この辺を中心に詳しく解説していくので、興味のある方はぜひ参考にしてみてください。
“旬”の野菜は美味しいし栄養価も高い
最近はハウス栽培や冷凍技術の発達で通年美味しく食べられます。
とはいえ、旬の野菜の方が美味しいし、栄養価も高いし、価格も安いです。
例えば、季節差がかなり出やすいと言われている『ほうれん草』。
旬である冬の時期のほうれん草は、とにかく大きくて、葉肉が分厚く、味も風味も最高です。
それに対して、夏のほうれん草だと、葉の枚数が少なくて全体的にボリューム感がなく、そして何より値段が高い!
夏場のほうれん草として品種改良されたモノも出回っていますが、それでも値段は高いですね
故に、夏場は生ではなく、逆に冬の美味しい時期に収穫して冷凍したほうれん草を使う場合もあります。
例えば、ほうれん草は必須と言われている家系ラーメンの店だと、夏場は冷凍のほうれん草を使っている店舗が多いです。
栄養価についても、ほうれん草の場合は冬採りと夏採りで、100gあたりのビタミンC含有量に3倍もの差があります。
といった感じで、ほうれん草に限らず、旬の野菜は美味しくて栄養価も高いのでメリットしかありません。
旬の野菜について、どのような種類があるのかよく分からないという方は、下記URLを参考にしてみてください。
野菜宅配サービスは新鮮な旬の野菜を自宅まで届けてくれる
野菜宅配は、オンラインで注文できるサービスで、新鮮な有機野菜や無農薬野菜を自宅まで届けてくれるサービスです。
農家から直接購入できるサービスや、お任せで野菜をセレクトしてもらえるサービスなど様々あります。
定期購入や都度購入が可能で、「忙しくてスーパーで買い物する暇が無い方」や「特定の食材を求めている方」にオススメです。
ただ、野菜宅配サービスには以下の通りメリットもありますが、デメリットもいくつかあります。
有機野菜やオーガニック野菜が多く、食の安全性が向上する。
自宅で新鮮な野菜を受け取ることができ、買い物に行く手間が省ける。
食の幅が広がり、食べたことのない食材に出会える可能性がある。
産地や生産方法にこだわるため、スーパーで購入するより価格が高くなることがある。
注文から届くまでに早くて3日、遅くて1週間後の配送と時間がかかる場合がある。
定期購入の場合、自分で食材内容を選択できないので、食材をダメにしてしまう可能性がある。
以上のように、メリットとデメリットもあるため、宅配野菜サービスを利用する際は、必ずどのようなサービスなのか調べてから購入を検討してください。
【安く新鮮な野菜が手に入る】らでぃっしゅぼーや
様々な宅配野菜サービスがありますが、個人的に1番オススメなのは『らでぃっしゅぼーや』。
『らでぃっしゅぼーや』は、有機野菜や低農薬野菜を玄関先まで配達してくれる大手の野菜宅配サービス。
野菜宅配サービスの中で最も人気があり、約16万人の方が利用しているとのこと。
定期便ではありますが、毎週・隔週など好きなペースで頼めますし「今回はお休みしたい」などの融通もきくので、自分のペースで宅配食材を利用したい方に向いています。
詳しくは下記公式サイトを参考にしてみてください。
【季節の野菜に特化】坂ノ途中
坂ノ途中は、京都をはじめ関西の農家の野菜を中心に取り扱っている宅配野菜サービス。
化学合成農薬・化学肥料不使用。環境負荷の小さい農法で元気に育った野菜を提供しています。
しかも現在はキャンペーン中で、野菜7~9種+お米1kgで980円、それでいて定期3回分送料無料!
新鮮な旬の有機野菜が1,000円以下で購入できるのはヤバすぎる
自分で野菜を指定できないのはデメリットですが、それは届いてからのお楽しみということで、ワクワク感がありますね。
もちろん、珍しい野菜が届いたとしても、荷物と一緒に野菜の下処理やオススメの食べ方について書かれた「お野菜の説明書」が同封されるので安心してください。
まぁそれでも「珍しい野菜が届いたときに調理が困る」という方のために、「基本のお野菜セット」というプランもあるため、野菜が指定できなくても何とかなると思います。
詳しくは下記公式サイトに記載されているので、良かったら参考にしてみてください。
旬の野菜を使ったパスタ料理
野菜には色々な調理方法がありますが、手間がかからずカンタンに美味しく調理できるパスタ料理がオススメ。
慣れればお湯を沸かす時間を含めても30分以内に作り終わりますから、時間がない料理初心者の方でも挑戦しやすいです。
ということで、ここからは旬の野菜を使った美味しいパスタ料理のレシピをいくつか紹介していきます。
とはいえ、旬の食材全部となるとかなりの量になってしまうので、メジャーな野菜のみピックアップしました。
ちなみに、この記事で紹介している調理方法は全てプロのシェフのレシピを参考にしているので、美味しさは保証します。
参考にしたプロのレシピも一緒に貼っておくので、良かったら試しに作ってみてください。
【キャベツを大量消費できる】春キャベツのペペロンチーノ
春の時期になると、どの宅配野菜サービスでも共通して送ってくれるのが春キャベツ。
普通のキャベツと比較して、葉がやわらかくてみずみずしいのが特徴。
イタリアンレストランでもよく提供されるということもあって、やはりペペロンチーノと春キャベツの相性は最高ですね。
春キャベツの大きさにもよりますが、パスタ100gに対して春キャベツ4分の1は余裕で消費できます。
春キャベツ以外の具材は干し海老(桜えびなど)、ベーコン、しらすなどがオススメ。
後、個人的には、春キャベツを大量にナムルにして、保存しておくのもオススメ。
一気に大量のキャベツをナムルにすれば、他の食材にも流用できて時短に繋がります。
このキャベツのナムルもペペロンチーノ仕立てにするとめっちゃ美味しいです。
春キャベツのナムルを使ったパスタ料理のレシピは下記動画を参考にしてみてください。
【トマトを大量消費】フレッシュトマトのパスタ
生のトマトを大量に、そして美味しく調理したいのであれば、やはりフレッシュトマトのパスタが1番オススメ。
トマト缶では出せないフレッシュな味わいがとにかく最高。
他の具材はなすやズッキーニなど、トマトと一緒の時期に採れる野菜がベスト。
後、ミルキーな風味を楽しめるモッツァレラチーズや、香りと塩気の強いペコリーノ・ロマーノなんかも仕上げに良いですね。
トマトソースを作るのはかなり時間がかかりますが、フレッシュトマトパスタの味は最高なのでぜひ試してみてください。
【これぞ旬】たけのこのペペロンチーノ
たけのこのシャキシャキと柔らかな触感と風味。
やはり春を堪能したいなら、たけのこは絶対に外せません。
たけのこと言えば、炊き込みご飯、煮物、チンジャオロース辺りが定番かと思いますが、実はパスタとの相性もバッチリ。
ただ、生のたけのこだと、アク抜きしたり、オーブンで焼いたり、下処理が手間なのがデメリット。
とはいえ、美味しいのには間違いないので、購入する機会があればぜひ試してみてください。
【とにかく安い!】ミントとズッキーニのパスタ
夏はとにかくズッキーニが安い!
ということで、ズッキーニ1本を使ったパスタは経済的にも最高。
ミントの爽やかな香りと焼いたズッキーニの食感がたまりません。
このパスタに限らず、ズッキーニは取り敢えずちょっと焼きめを付けておけば、オイル系だろうがトマト系だろうが、どのパスタにも合います。
ミントはぶっちゃけパセリでもバジルでも代用できるものの、やはり爽やかさはミントには敵いません。
使う機会が無いので買う気が起きないのも理解できますが、1度でも良いのでミントの爽快感は味わって欲しいです。
ちなみに、私はプランターで育てています。
育てるのはめちゃくちゃ簡単なので、バジルやパセリと一緒に育てるのがオススメ。
【無限に食べれる】ベーコンとほうれん草のガーリックバター醤油パスタ
カフェイタリアン定番のベーコンとほうれん草のガーリックバター醤油パスタ。
まぁベーコンとほうれん草の組み合わせは最高ですね。
ガリバタ醤油も無限に食が進む最高の味付けで、ほうれん草以外にもなすやキノコなどとも相性バッチリ。
取り敢えず和風っぽい食材であれば基本的に何でも合うと思うので、ぜひ試してみてください。
【冬の時期はやっぱコレ!】ほうれん草のクリームパスタ
ほうれん草を使った、シンプルなクリームパスタ。
ほうれん草とクリームパスタの相性は最高で、旬のレモンとかサーモンとか組み合わせは様々。
冬野菜を美味しく食べたいなら、クリームパスタが最高だと思います。
【ブロッコリー1房消費】ブロッコリーとアンチョビのペペロンチーノ
ブロッコリーを美味しく食べるならコレが1番!と思うくらい個人的にめっちゃくちゃオススメなパスタ料理。
柔らかく煮たブロッコリーがパスタにめっちゃ絡んで、口に頬張ると旨味爆発!!
にんにく、オリーブオイル、唐辛子、アンチョビの旨味、全てにおいて最高です。
特に、ブロッコリーはタンパク質もたっぷり取れますから、タンパク質不足に悩んでいる方はぜひ作ってみてください。
【玉ねぎ丸ごと1つ消費】ビーゴリインサルサ
ビーゴリインサルサは、イタリアヴェネト州の郷土料理。
パスタ100gに対して玉ねぎ丸々1個使うのですが、これがまた美味しいんです。
飴色にした玉ねぎは甘みも強く、こってりとした味わいで、2.0mm以上の太めのパスタと相性バッチリ。
通年で美味しく食べられる普通の玉ねぎも作れますが、やはり3〜5月に出回る新玉ねぎで作るのがオススメ。
新玉ねぎは加熱することで、甘味が増して、とろとろとした食感は新玉ねぎだからこそ味わえます。
野菜を使ったパスタ料理を美味しく調理するコツ
レシピについてはプロの動画を見てもらうのが1番です。
ただ、動画だとあくまで食材が限定されてしまうため、「他の食材だとどう調理すれば良いのか分からない」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
必ずしも全ての野菜のレシピがあるわけではないので、料理初心者の方だと難しく感じるかも?
ということで、ここからは様々な野菜に共通して行える調理方法(野菜の扱い方)やパスタ料理のコツについて解説していきます。
この「野菜のパスタをカンタンに調理する鉄則」さえ覚えておけば、大体美味しく調理できるので安心してください。
野菜は事前に下処理しておくと良い
まず、ほとんどの野菜は「最初に下処理をしておくことが大切」。
プロのシェフのYouTubeを見ていると、パスタを作るのと同時並行で野菜を茹でている方が多いです。
もちろん、新鮮な野菜を直前に調理した方が美味しいですし、無駄な行程がほとんどなく調理できます。
ただ、事前に下処理をしてから料理を作っても、味に大きな差はありません。
むしろ料理初心者は慌てることなく調理できるので、事前に下処理は済ませておいて良いと思います。
例えば、事前にほうれん草だけ茹でておくとしましょう。
そうすれば、ほうれん草のペペロンチーノを作る際、同時並行して作業することなく、パスタと同時に事前に茹でたほうれん草を入れるだけで料理が完成します。
後、最初に野菜を大量に茹でておけば他の料理にも流用できますから、時短にも繋がりますし、冷凍してストックするのも良いでしょう。
ちなみに、ほうれん草の場合であれば、冷凍すると大体1ヶ月くらいは持ちますから、消費するのに困ることはないかと。
まぁほうれん草だと下処理がカンタンなので、あまりピンと来ないかもしれませんが、これが調理方法も載っていない珍しい野菜であればどうなるか?
まず、珍しい野菜の場合だと、YouTubeやレシピサイトに調理方法は載っていません。
そのため、パスタと同時並行で野菜の調理をするのは、料理に慣れてないと非常に困難。
ですが、下処理の方法であれば、珍しい野菜であってもWEB上に掲載されていることが多いです。
ということで結論としては、野菜を使ったパスタ料理を作る際、最初に野菜の下処理だけ済ませて、後でパスタなどの料理に流用するのがオススメ。
そうすれば、料理初心者の方でも失敗する確率が低くなると思います。
料理をする前に、野菜の下処理はすべて済ませておこう!
余談ですが、私が先ほどオススメした『坂ノ途中』という野菜宅配サービスでは、珍しい野菜も取り扱っています。
しかも、珍しい野菜であったとしても、荷物と一緒に野菜の下処理やオススメの食べ方について書かれた「お野菜の説明書」が同封されているので安心です。
詳しくは下記公式サイトに記載されているので、良かったら参考にしてみてください。
取り敢えずペペロンチーノにする
先ほど大量の野菜を消費できて、めちゃくちゃ美味しいパスタのレシピをいくつか紹介してみました。
私も好きで結構色々なレシピをYouTubeなどで調べています。
で、色々調べたり実際に調理して食べてみた結果、取り敢えず野菜はペペロンチーノにすれば何でも美味しくなるってことが分かりました。
キャベツやブロッコリーをはじめ、ここでは紹介していない野菜(特に葉物系)は、ペペロンチーノにすれば間違いありません。
もし、野菜で美味しいパスタが作りたいってなったら、取り敢えずペペロンチーノにしておくことをオススメします。
オイル系パスタは、麺と同時か少し前に野菜と合わせる
野菜を入れる手順はパスタ料理で様々ではあるものの、ペペロンチーノなどのオイル系パスタの場合であれば、パスタを入れる前か同時に合わせてOKです。
手順としては以下の通りになります。
1.フライパンに刻んだにんにくとオリーブオイルを入れて火を入れる
2.オリーブオイルににんにくの香りが移ったら、野菜を入れる
3.パスタを入れて軽く混ぜ合わせたら完成
要は、ニンニクオイルを作ったら、野菜を入れて炒める。
そして、麺が茹で上がったら合わせるということです。
同時に入れる場合は、麺と一緒に野菜を茹でて、最後にニンニクオイルと麺、野菜を合わせるって感じです。
まぁペペロンチーノは行程が少なくてカンタンだと思います。
料理初心者の方は取り敢えずペペロンチーノ作ってみましょう!
オイル系以外は、最初に野菜を調理して、麺と同じか後に野菜と合わせる
オイル系以外のパスタ料理の場合、「先に野菜の処理をしてから、パスタが茹で上がる直前に入れる」という調理工程が多いです。
トマトパスタの手順は以下の通りになります。
1.フライパンに刻んだにんにくとオリーブオイルを入れて火を入れる
2.オリーブオイルににんにくの香りが移ったら、野菜を入れる
3.野菜を別皿(バットなど)に移して、トマトソースを作る
4.パスタとソースを合わせて、パスタに少しソースを吸わせてから野菜と合わせる
※にんにくを使わないパスタ料理の場合であっても、最初に野菜の調理をします。
もちろん絶対ではありませんが、珍しい野菜であっても、この手順で調理すれば美味しく仕上がります。
例えば、画像の「なすのトマトカルボナーラ」の場合は、最初になすをオリーブオイルで焼いてから、最後にパスタとなすとソースを合わせました。
といった感じで、プロのレシピがなければ、取り敢えずこの鉄則さえ守っておけば大丈夫。
まず失敗することは無いと思います。
もちろん、基本的にはプロのレシピを参考にして作るのが1番、最優先でOK。
とにかくまずは実践あるのみなので、ぜひチャレンジしてみてください。
旬の野菜で美味しいパスタ料理を作ろう!
ということで、旬の野菜で美味しいパスタ料理を作る方法については以上です。
今回お話したことをまとめるとこんな感じ。
・旬の野菜は栄養満点で美味しい
・買い物行く暇がない方は野菜宅配サービスがオススメ
・葉野菜はペペロンチーノで何でも美味しくなる
・野菜は事前に下処理しておくと、後で料理をする時ラク
旬の野菜は栄養価も高く、そして何より美味しい。
甘みが強かったり、香りが良かったり、野菜を美味しく食べるなら旬の野菜が1番です。
ただ、旬の野菜ってコンビニ弁当とか冷凍食品では中々取る機会が無いと思います。
なので、この記事を最後まで読んだことをキッカケに、ぜひ旬の野菜を使ったパスタ料理にチャレンジしてみてください。