この記事では、プロのシェフや人気チェーン店が使用しているパスタを厳選し、実際に筆者のライザーが食べ比べたうえでランキング形式で紹介します。
小麦の香りや食感、入手しやすさなど、実際に家庭で使うことを前提に比較しました。
「美味しいパスタ乾麺を探している」
「プロが使っているパスタメーカーを知りたい」
「テフロンダイスやブロンズダイスの違いも含めて比較したい」
といった方は、ぜひ参考にしてみてください。
パスタ乾麺ランキング早見表
美味しさ・食感・香りなど、個人的な判断でランキングを付けてみました。
ただし、このランキングは実際に食べたうえでの個人的な感想(n=1)に基づいています。
アンケート結果やAmazonなどのランキングを反映したものではありません。
パスタ乾麺の選び方
パスタは適当に選んではいけません。
種類によって調理方法も味も大きく異なります。
テフロンダイスとブロンズダイスの違い

パスタの製法にはテフロンダイスとブロンズダイスの2種類が存在します。
それぞれの特徴は次の通りです。
テフロンダイス:テフロン加工の型を用いる製法で、麺の表面がツルツルしている。オイルソースや冷製ソースなど、比較的軽めでさっぱりとしたソースに最適。
代表的なテフロンダイスのパスタ▼
ブロンズダイス:青銅製の型を用いる製法で、麺の表面がざらざらしている。ボロネーゼやカルボナーラ、クリームソースなど、濃厚ソースに最適。
代表的なブロンズダイスのパスタ▼
詳しい違いは下記記事で解説しています。

ソースに合わせて選ぶ

パスタは合わせるソースによって最適な種類が異なります。
オイル系ならテフロンダイス。
ミートソースやカルボナーラなどの濃厚ソースならブロンズダイスがオススメです。
テフロンダイスは表面がツルツルしているため、ペペロンチーノやボンゴレビアンコなど軽めのソースと相性が良いです。
一方で、ブロンズダイスは表面がザラザラしており、ソースをしっかり絡められるため、ボロネーゼやカルボナーラなどの濃厚なパスタに向いています。
どれを選ぶか迷った場合は、自分がよく作るパスタソースに合わせて選ぶのがオススメです。
太さで選ぶ

パスタは太さによって食感やソースとの相性が大きく変わります。
初めて購入するなら1.6~1.7mm前後の太さのスパゲッティがオススメです。
1.4~1.5mm程度の細麺はペペロンチーノや冷製パスタなどの軽いソース向きで、スッキリとした食感を楽しめます。
1.6~1.7mmは最もスタンダードな太さで、トマトソースや和風パスタ、クリームパスタなど幅広いレシピに対応できます。

家庭で大量にパスタを消費するなら、この太さのパスタをまとめて買うのが無難です。
1.8mm以上の太麺はミートソースやナポリタンなど濃厚なソースとも相性が良く、モチモチとした食感を楽しみたい方にオススメです。
なお、同じ太さでもメーカーによって食感は異なるため、気になるメーカーをいくつか食べ比べてみるのも面白いかもしれません。
パスタ乾麺ランキングTOP10
正直なところ、このランキングは私自身が「本当に食べてほしい順」と完全に一致していません。
味の好みや価格、入手しやすさなど複数の要素を考慮して順位を付けていますが、上位だから絶対オススメ、下位だからオススメしないという意味ではありません。
どれも実際に食べて満足した商品です。
1位 ガロファロ -ブロンズダイスパスタ-
ガロファロは1789年、パスタの聖地とも呼ばれている南イタリアグラニャーノで創業したパスタメーカー。
アルデンテ感も程よく残り、小麦感もしっかりと感じられて非常にバランスの良いパスタです。
シンプルなオイルベースと合わせて、パスタの小麦感を楽しむのが個人的にベスト!
もちろん、トマトソースやクリームソースなど、どのパスタソースにも合います。
ただ、茹で時間が結構シビアなため、初めてガロファロを使う時は適度に味見をして、自分の好みより気持ち硬めで茹であげましょう。
1.7mmであればアルデンテの持続時間も長いので、大量調理にも向いています
小さいスーパーではあまり見かけませんが、イオンやコストコなどの大きめのショッピングセンターでは販売してるのを見かけました。
使用しているシェフの動画▼
小倉知巳のイタリアンプロ養成講座
2位 ディ・チェコ -ブロンズダイスパスタ-
そうめんのような食感が楽しめるカッペリーニ▼
ディ・チェコは1886年にイタリア中部アブルッツォ地方の小さな町ファーラ・サン・マルティーノにおいて設立されたパスタブランドで、世界シェアは6位。
ブロンズダイスのパスタ特有の小麦の香りと旨味をしっかりと感じられるのが特徴。
クリーム系やチーズ系のパスタよりもトマト系のシンプルなソースに最適と言われています。
茹で時間がかなりシビアで、アルデンテ感を楽しみたい場合はかなり早めに茹で上げるのがコツです。
袋の表記通り茹でると結構柔らかくなってしまい、もちゃもちゃとした食感になるので注意してください
私はよく0.9mmや1.4mmのパスタを使って冷製パスタを作りますが、これがめちゃくちゃ美味しいです。
ちなみに、0.9mmだとそうめんのような食感、1.4mmだとモチモチ食感を楽しめます。
夏の時期には最高の料理なので、ぜひ試してみてください!
3位 ディヴェッラ -テフロンダイスパスタ-
ディヴェッラはイタリア南部のプーリア州バーリで116年の歴史を誇るイタリアンパスタのブランド。
ディヴェッラの特徴は、他のテフロンダイスのパスタと比較してよりアルデンテを保ちやすいという点。
パスタを茹であげてソースと絡めてもパスタの食感が保たれるため、大人数のパスタを茹でて盛り付ける時に時間がかかってもアルデンテがしっかりと残っています。
表記時間通りに茹でても、ブレが少なく調理しやすいのもポイント。
ツルツルとした滑らかな食感も心地よく、オイルベースのパスタはもちろんのこと、明太子パスタなどの和風パスタや軽めのトマトソースにも相性バッチリ!
後、テフロンダイスの割には小麦感が強めなため、パスタ自体の味も結構楽しめるのも良いですね。
テフロンダイスのパスタで美味しく仕上げたいなら間違いなくディヴェッラだと個人的には思っています
4位 マンチーニ -ブロンズダイスパスタ-
マンチーニはイタリアマルケ州にある比較的小規模のパスタメーカーで、本場イタリアのシェフが愛する高級パスタブランド。
値段は市販されてるパスタの約3倍。
原料のデュラム小麦の生産からパスタ製造まで一貫してやっているとのことで、とことん素材にこだわり抜いているとのこと。
小麦の香りをもちろんのこと、他のパスタとはちょっと違った特別な味(小麦の甘み?)がするんですよね。
そのため、茹でてオリーブオイルをそのままかけるだけでも美味しく仕上がります。
後、パスタ自体の味を活かしたいので、シンプルなパスタソースがオススメ。
使用しているシェフの動画▼
【トマトパスタ】モンテ物産お勧め食材!theシンプルトマトソース
5位 モンスーロ -ブロンズダイスパスタ-
モンスーロは南イタリア・カンパニア州で創業した老舗パスタメーカーです。
ブロンズダイス製法らしい小麦の香りとしっかりとした食感が特徴で、価格帯を考えると非常に満足度の高いパスタでした。
個人的には、トマトソースやボロネーゼなどのシンプルなソースと合わせることで、小麦の旨味や香りをより楽しめると思います。
ディ・チェコやガロファロほど知名度は高くありませんが、味だけで比較するなら上位メーカーにも引けを取らない実力派のパスタです。
特にKALDIで販売されている価格帯を考えるとコストパフォーマンスは非常に優秀で、KALDIだと500g300円以下で購入できます。
近くのKALDIで見かけたら、ぜひ一度は試してほしいパスタですね。
ただし、スーパーではあまり見かけず、ネット通販では価格が高くなりやすい点には注意が必要です(「入手しやすさ」の点数を下げた理由です)。
6位 バリラ -テフロンダイスパスタ-
※Amazonで好みの太さを選べます。
バリラは1877年エミリア・ロマーニャ州のパルマ中心街で創業されたイタリア最大級の食品会社。
イタリアシェアNo.1であり、世界シェアNo.1でもある超人気パスタ。
超人気店や有名チェーン店でも愛用されている、誰もが認める最高のパスタ!
小規模なスーパーでも手に入りやすく、どこにでも売っているベーシックなテフロンダイス製法のパスタです。
テフロンダイスのパスタらしくツルツルとした食感とアルデンテ感が特徴で、表記通り茹でてもコシのある触感を楽しめます。
ペペロンチーノなどのオイル系パスタや、キレのあるアラビアータなどと相性が良いです。


ただし、小麦の香りは弱めなので、シンプルなソースだと人によっては物足りなさを感じるかもしれません。
その場合は、味が強めのクリーム系のパスタソースと絡ませるのもオススメです。
使用しているシェフの動画▼
【徹底解説】絶対に美味しく作れる!プロが超詳しく教えるお店のペペロンチーノの作り方!これが決定版!【パスタ】【イタリアン】【アーリオ オーリオ エ ペペロンチーノ】【HIKAKIN】Vol.135
7位 ラ・モリサーナ -テフロンダイスパスタ-
ラ・モリサーナ社は1912年創業、南イタリアモリーゼ州の老舗パスタメーカー。
日本ではあまり知られていませんが、イタリア国内で第4位のシェアを誇ります。
小麦の香り、味がしっかりとしていて、噛んだときの歯ごたえや粘り気も程よく感じられるパスタ。
スーパーで見かけたことはありませんが、Amazonなどのネット通販で割りと良心的な価格で販売されています。
使用しているシェフの動画▼
フライパン一つで!【ぺぺたま】全卵で作るとろとろソースのワンパンパスタ
8位 eatime パスタ発祥の地でつくられた本格スパゲッティーニ -ブロンズダイスパスタ-


eatime(U.S.M.Holdingsのブランド)はマルエツやマックスバリュで買えるパスタですね。
日本の企業が販売しているパスタでありながら、イタリアの産地や製法、品質を保証するIGPに認証された本格パスタ(青と黄色のマーク)。
実際に食べてみましたが、テフロンダイスのパスタでありながらディチェコほど茹で時間がシビアでないので、かなり作りやすかったです。
食感はモチモチ感はそこまで強くなく、テフロンダイスのようなコシがあり、食感の持続時間も長めに感じました。
小麦の香りもふわっと香ってきます。


残念ながらネットでは販売しておらず、価格もバリラやディ・チェコなど他社製パスタと比較してやや高め。
ですが、味自体は中々良い感じのパスタだと思いました。
9位 RUMMO(ルンモ) -ブロンズダイスパスタ-
RUMMO(ルンモ)は、1846年創業のイタリアの老舗パスタメーカーです。
本場イタリアで高く評価されており、2011年には「Made in Italy」の優れた製品としてPremio Leonardo賞を受賞しています。
もちろん、本場イタリアのレストランでも広く愛用されているとのこと。
特徴としては、厳選されたデュラム小麦を使用し、ブロンズダイスのパスタでありながら独自の製法でアルデンテの食感を長く保つことができる点が挙げられます。
公式サイト:https://www.saisonfactory.co.jp/rummo/
使用しているシェフの動画▼
Denis Prokopyev
10位 ボンジョルノのパスタ -テフロンダイスパスタ-
パスタのまち高崎の人気店『ボンジョルノ』特注のパスタ。
麺自体はバリラやマ・マーと同様ツルツルとした表面が特徴的なテフロンダイスのパスタ。
ですが、タンパク質の含有量が多く、スープパスタにしても伸びにくく、生パスタのような柔らかモチモチ食感と、テフロンダイスのプリッとした食感が合わせ持った独特のパスタとなっています。
値段はやや高めではありますが、オンリーワンな味わいとなっているのでぜひ1度は食べてもらいたいです。
ボンジョルノについては、下記記事で紹介しているので、興味のある方は参考にしてみてください。


本当に食べて欲しいパスタ5選
ここまでランキング形式で紹介してきましたが、正直なところ順位だけでは伝えきれない部分もあります。
そこで最後に、私が個人的に「一度は絶対に試してみてほしい」 と思っているパスタをピックアップしました。
パスタ選びに迷ったら、まずはここで紹介する商品から試してみてください。
【小麦の香りが最高】ガロファロ


比較的良心的な価格帯で、味も高級パスタに引けを取らないほどの力がある。
本当の意味で最もコスパに優れた美味しいパスタ。
【高級感ある小麦の香りが楽しめる】マンチーニ


値段は高いけど味は最高です。
特別なパスタを作りたい時にオススメ!
【たらこパスタで食べて欲しい】ディヴェッラ


1.55mmっていう太さが本当に絶妙で、個人的に「ペペロンチーノと明太パスタ(特にオススメ)はディヴェッラのパスタで作るのが1番」っていうくらいには超超超オススメ。
【パスタのまち高崎の人気店で使われているパスタ】ボンジョルノのパスタ
ツルツルプリプリとした今まで体感したことのないオンリーワンな食感を楽しめる。
アルデンテの持続時間が群を抜いて高く、時間が経っても美味しく食べられます。
スープパスタや大量調理に最適です!


番外編:【老舗製麺所が作った生パスタ】カラヒグ麺


生パスタなので今回はランク外だったのですが、めちゃくちゃ美味しかったです!
特に普通の生パスタでは味わえない「モチモチ感の持続」「ほぐれの良さ」「低加水麺らしい歯切れ」といった特徴は、まさにオンリーワンの魅力と言えます。


自分好みのパスタを見つけよう!
パスタはメーカーによって小麦の香りや食感が大きく異なり、同じスパゲッティでも驚くほど味わいが変わります。
また、テフロンダイスとブロンズダイスの違いや、パスタの太さによる食感の違いを知るだけでも、自宅で作るパスタの完成度は大きく向上します。
ぜひこの機会に色々なメーカーのパスタを食べ比べて、自分だけのお気に入りを見つけてみましょう!
また、他にも紹介しきれなかったパスタが色々あるので、もう少し詳しく知りたい方は下記記事を参考にしてください。
























