ガルパンおじさんのライザーです。
今回は、あんこう祭の前日に大洗にあるどぶ汁で有名なお店、『味ごよみ宮田』に行ってきました!
どぶ汁はあっさりとした味付けで、あんこう本来の味を楽しむことができます。
もちろんどぶ汁だけじゃなくて、あんこうを使ったとも酢や唐揚げはもちろんのこと、大洗産の地魚料理等も魅力的です。
[char no=”1″ char=”ライザー”]ちなみにどぶ汁は11月~3月の冬限定で、予約が必須になるので注意してください。[/char]後、大洗はガールズ&パンツァーを全面的に推している味ごよみ宮田にもこんな感じで、外に戦車(シャーマン・ファイアフライ)のパネルが置いてありました。
ちょっとボロボロですね
味ごよみ宮田 店舗情報
店名 | 味ごよみ宮田 |
住所 | 〒311-1311 茨城県東茨城郡大洗町大貫町256-488 |
電話番号 | 029-267-0045 |
営業時間 | 昼(予約のみ営業):11:30~14:30 夜:17:00~22:00(LO.21:00) 日曜日は21:30閉店(LO.20:30) |
定休日 | 月曜日(祝日の場合は営業、翌火曜休み) |
公式HP | http://ajigoyomi-miyata.com/ |
メニュー
味ごよみ宮田の公式サイトに載っています。
口コミ レビュー
2019年11月時点でのGoogleでの評価はレビュー数148件に対して☆4.3、食べログの評価は口コミ19件に対して☆3.51でした。
レビュー件数、口コミ件数はそこまで多く無いのですが、レビュー自体を見てみると全体的に高評価でかなり良いと思います。
ちらっと評価を見てみたんですけど、やっぱりどぶ汁とかあんこう鍋を頼んでいる方が多かったですね。
味ごよみ宮田でどぶ汁で実際に食べてみた
今回頼んだのは11月~3月の冬季限定で出している『あんこうどぶ汁鍋』です。
どぶ汁は既に鍋に用意されていて、鍋の上にはどぶ汁についての説明書きが置かれていました。
このあんこうのイラストもガールズ&パンツァーに出てきます。
説明書きを見る限り、どうやら本来のどぶ汁というよりかはちょっとアレンジを加えた“進化系”のどぶ汁といった感じみたいですね。
どぶ汁は本来ここにも書いてある通り、あんこうと野菜から出る水分のみで調理するのですが、味ごよみ宮田では食べやすくするためにあんこうを下処理して足りない水分を特製スープで補っているみたいです。
で、蓋を開けたらこんな感じ
あんこうがぎっしりと詰まっています。
これで3人前です。
パッと見た感じはスープも何も入っていないように見えますが、下の方にちゃんと入っていました。
いやぁこうやって見ると本当に“あんこうづくし”ですね。
野菜も一応入っているんですけどほとんど見えません。
あ、一応あんこうについて簡単に説明すると、あんこうっていうのは骨と腸以外全部食べられるとても素晴らしい魚で、可食部分のことを俗に“あんこうの七つ道具”と言います。
七つ道具はそれぞれ肉(あんこうの身)・肝・水袋(胃袋)・ぬの(卵巣)・えら・ひれ・皮のことを差します。
先ほど載せた鍋の画像で言うと多分こんな感じだと思います。
間違ってたらごめんなさいm(__)m
で、ここに炒ったあん肝を入れて、じっくりと火を入れていくと・・・
こんなにいっぱい水分が出てきます!
これをしっかりかき混ぜてあん肝をしっかり全体に行きわたらせたら完成です。
画像下の3本骨が出ているのが“ひれ”で、白いのがあんこうの“肉(身)”です。
オレンジ色の脂が鍋に浮かんでいて色味は味噌っぽくなっていますが、出汁を効かせたあっさりとした味となっています。
で、肝心のあんこうに関しては各部位については分かりやすくするために箇条書きで書いていこうかと思います。
あん肝:濃厚でコクがありつつもさっぱりとしてクセが無くとても食べやすい。
肉(身):身は弾力があり、しっとりとした白身魚の味。
水袋(胃袋):ホルモンのような弾力があり、ガムのように噛み続けると旨みがじわっと出てくる。
ぬの(卵巣):噛む瞬間若干プリっとした弾力がありつつも、胃袋と違い噛み切れるくらいに柔らかく食べやすい。
エラ:プチプチとした触感でそこまで硬くなく、表面はツルツルとして不思議な感じがする。
ひれ:ゼラチン質でプルプルとした触感が楽しめる。
皮;ひれと同じくプルプルとした触感だが、身が付いているのでしっかりとした触感がある。
といった感じで、あんこう自体はもちろん美味しかったのです。
ですが、この鍋はあんこうだけじゃなくて、野菜もかなり美味しかったです。
特に大根はあんこうと野菜かれ出た出汁を吸っていてとても味わい深く、正直メインのあんこうよりも美味しく感じるレベルでしたw。
あの味の染みた大根は格別でした。
で、最後の〆はやっぱり雑炊です。
ぶっちゃけお腹いっぱいでちょっとキツかったんですけど、あっさりした味付けなのでスルスルと食べられちゃいました。
最後の方はスープの色もあんこうの肝で味噌っぽい色になっていましたね。
あんこうは唐揚げも美味しい
皮はもちろん鍋で食べても美味しいのですが、個人的には唐揚げを推したい!
他のお店でも“あんこうの唐揚げ”って売ってると思いますが、あんこうの唐揚げといったらほぼ全てに皮が入っています。
で、この皮のプルプルとした触感と他の唐揚げには無い面白い触感なのでオススメです。
味ごよみ宮田のあんこうの唐揚げ
お腹に余裕があればちょっと頼んでみるのもアリかと。
かま家との比較
かま家というのは大洗で1、2位を争うほど有名なお店で、こちらでもどぶ汁を提供しています。
ただ、同じどぶ汁を扱ったお店ではあるものの、味は全くと言って良いほど正反対です。
まず、調理方法が全くと言って良いほど違います。
味ごよみ宮田の場合は炒ったあん肝を入れていましたが、かま家ではすり鉢ですりつぶした大量のあん肝を鍋に入れます。
かま家では炒ったあん肝は入れていませんでしたし、逆に味ごよみ宮田ではすりつぶしたあん肝を鍋に入れていませんでした。
画像上にあるすり鉢にあん肝が入っています。
また、かま家の場合、水分はあんこうや野菜から出る水分のみで、味の調味は味噌味のみでした。
なので、スープは味ごよみ宮田と比較すると結構少なく、味もちょっと濃い目の味付けです。
これは食べてる途中の画像です
この調理方法の場合、味ごよみ宮田の説明書きの通り、そのまんまのあんこうを使っているということもあって結構灰汁が出てきます。
[char no=”1″ char=”ライザー”]画像右上に灰汁取りが置いてあるのがその証拠です[/char]あんこうの臭みはそこまで感じませんでしたが、臭みに関しては味ごよみ宮田の方が少ない気がしました。
ですが、だからと言ってマズイのかと言われたらそんなことはなく、むしろ濃い味付けが好きな方はかま家のどぶ汁の方が美味しく感じるかもしれません。
特に最後の方に食べた雑炊は個人的にかま家の方が好きでした。
あんこうの旨みが凝縮され、水分が飛んだ濃い味噌味の雑炊は正直濃い味付けが好きな人であれば絶対に虜になってしまいます。
味ごよみ宮田の総評
ということで、味ごよみ宮田のどぶ汁を食べてみました。
結論を言うと、とても満足でした!
私は今まで色々な旅館やホテル、お店であんこう鍋やどぶ汁を食べてきましたが、今回味ごよみ宮田で食べたどぶ汁はそれらとは大きく異なっていてとても新鮮に感じました。
私が行ったところは全て味噌ベースの鍋だったということもあって、今回食べたあっさりとした出汁ベースの鍋でしたから。
後、お店の雰囲気も比較的新しい建物ということもあって良いですし、接客態度に関しても普通に良かったと思います。
鍋に関する説明とかあんこうの七つ道具に関する説明とか、調理方法についても一通り丁寧に教えてもらえたので。
・臭みの少ないどぶ汁が食べたい
・あっさりとしてた鍋が食べたい
・味噌味以外のあんこう鍋、どぶ汁を食べてみたい
といった方は是非一度訪れてみると良いかもしれません。